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先月のコラムでは、「長期金利が約30年ぶりに3%に達したこと」や「フラット35の金利が3%台となったこと」についてご紹介しました。
そして10月、住宅ローンを取り巻く環境はさらに大きく変化しています。
特に目立っているのが、これまで低金利で人気を集めていたネット銀行の住宅ローン金利の大幅な上昇です。
今回は、2026年10月の住宅ローン金利の動きを確認しながら、
「これから住宅ローンはどこで借りるのがいいの?」
「ネット銀行と地元の金融機関、どちらが自分に合っている?」
といった疑問について、分かりやすくご紹介します。
これまで住宅ローンを検討される方から人気が高かったのが、ネット銀行です。
低い金利に加えて、団体信用生命保険(団信)の保障内容が充実している商品も多く、当店でもネット銀行を選択されるお客様が多くいらっしゃいました。
ところが10月、ネット銀行の金利が大きく上昇しています。
例えば、当店でも利用される方が多かったauじぶん銀行では、金利が
1.03% → 1.63%
と、0.60%上昇。
また、ドコモSMTBネット銀行でも、
1.45% → 1.70%
へ上昇しています。
このほかのネット系銀行についても、一律に大幅な金利上昇が見られます。
一方で、ネット銀行の中でもイオン銀行は1.12%で据え置きとなっています。
これまで「住宅ローンならネット銀行」という選択をされる方も多かっただけに、今回の金利上昇は住宅購入を検討されている方にとって大きな変化と言えるでしょう。
ここで注目したいのが、店舗を構える地方銀行や信用金庫などの金融機関です。
多摩信用金庫、群馬銀行、中央労働金庫なども金利は上昇していますが、今回の上昇幅は0.10~0.15%程度にとどまっています。
また、メガバンクについても、
三菱UFJ銀行は1.195%で据え置き、
りそな銀行は**1.03% → 1.33%**と、0.30%の上昇となっています。
もちろん、住宅ローン金利は借入条件や審査、優遇条件などによって異なりますので、上記はあくまで比較の一例です。
しかし今回の動きを見ると、
「ネット銀行だから必ず一番金利が低い」
とは言い切れない状況になってきています。
ネット銀行が人気だった理由は、単純に金利が低かったからだけではありません。
もう一つ大きな理由が、団体信用生命保険(団信)の保障内容です。
がん保障や疾病保障など、通常の団信よりも手厚い保障を付けられる商品が多く、
「少し金利が高くなっても、保障が充実しているなら安心」
という考え方もできます。
一方で、すでに生命保険や医療保険などに十分加入している方であれば、
「住宅ローンの団信だけで、そこまで手厚い保障を必要としていない」
というケースもあります。
そういった方であれば、店舗を構えている地方銀行や信用金庫なども選択肢に入れてみる価値があります。
対面で相談できることや、個々の事情に応じて柔軟に相談できることは、店舗型金融機関のメリットの一つです。
住宅ローンは「金利が一番低い金融機関を選べばいい」というものではありません。
金利・団信・相談のしやすさ・審査・借入条件などを総合的に比較することが大切です。
固定金利を代表する「フラット35」についても、さらに金利が上昇しています。
先月は、融資率9割以下・借入期間21年以上35年以下の場合、最も多い金利が**3.46%**でした。
10月は**3.83%**となり、1か月で0.37%上昇しています。
かなり大きな上昇幅です。
ただし、フラット35には一定の条件を満たす住宅や子育て世帯などを対象とした金利優遇制度があります。
例えば、
・子育て世帯
・省エネ基準に適合した新築住宅
など、条件によっては金利の引下げを受けられる場合があります。
そのため、表示されている金利だけを見るのではなく、
「自分の場合、どのような金利優遇を利用できるのか?」
まで確認することが重要です。
今回の金利上昇で、もう一つ注意しておきたいのが借入可能額への影響です。
住宅ローンの審査では、年収に対する年間返済額などを基準に借入可能額が判断されます。
同じ年収でも、金利が上昇すれば毎月の返済額は増えます。
その結果、これまでと同じ年収であっても、
「以前より借りられる金額が少なくなる」
可能性があります。
特に現在は、住宅価格が大きく下がっているわけではない一方で、住宅ローン金利は上昇しています。
年収がそれほど大きく増えていない状況で金利だけが上昇していけば、今後は住宅購入時の借入可能額に影響が出てくる可能性もあります。
「今まで4,000万円くらい借りられると思っていたのに、審査をしてみたら希望額まで届かなかった」
というケースも、今後は注意しておきたいところです。
金利が上昇すると、
「少しでも金利の低い銀行を探さなければ」
と考えてしまいます。
もちろん、金利を比較することは非常に大切です。
しかし、それ以上に重要なのは、
「自分たちの収入で、いくらまでなら無理なく返済できるのか?」
を把握することです。
例えば、金利が0.2%低い住宅ローンを選べたとしても、無理をして高額な住宅を購入してしまえば、毎月の住宅ローン以外にも固定資産税、管理費・修繕積立金、火災保険、将来の修繕費など、さまざまな費用がかかります。
住宅購入では、
「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は違います。
ここをしっかり理解しておくことが大切です。
今回の金利上昇によって、これまで人気だったネット銀行だけでなく、地方銀行、信用金庫、メガバンク、フラット35など、さまざまな選択肢を改めて比較する必要が出てきました。
例えば、
ネット銀行
→ 金利や団信の充実度が魅力
地方銀行・信用金庫
→ 対面相談ができ、個別の事情を相談しやすい
メガバンク
→ 安定感や商品・サービスの選択肢
フラット35
→ 全期間固定金利で将来の返済額を把握しやすい
といった、それぞれの特徴があります。
「金利が一番低いから」という理由だけで決めるのではなく、ご自身の家族構成や収入、保険の加入状況、将来のライフプランなどを含めて選ぶことが大切です。
住宅ローン金利は、以前と比べて明らかに上昇しています。
そして今後、さらに金利が上昇するのか、現在の水準で落ち着くのかを正確に予測することはできません。
だからこそ、
「金利が上がる前に急いで買う」
のではなく、
「現在の金利水準でも無理なく購入できる住宅はいくらなのか?」
を確認することが大切です。
当店では、物件のご紹介だけでなく、
・住宅ローンの比較
・借入可能額の確認
・毎月の返済額のシミュレーション
・購入に必要な諸費用
・金利優遇制度
などを含めた資金計画についてもご相談いただけます。
「まだ購入するか決めていない」
「今の年収でどのくらい借りられるのか知りたい」
「ネット銀行と地元の金融機関、どちらが自分に合っているのか分からない」
という段階でも大丈夫です。
まずは、
「今の自分たちなら、いくらくらいの住宅なら無理なく購入できるのか?」
を知るところから始めてみませんか?
金利のニュースに振り回されるのではなく、現在の金利水準を前提として、ご自身のライフプランに合った住宅購入を一緒に考えていきましょう。
ピタットハウス豊田駅前店では、日野市・八王子市・多摩市・町田市など、多摩エリアの住宅購入をサポートしています。
住宅ローンや資金計画についても、お気軽にご相談ください。
ページ作成日 2026-10-04